ヘアカラーは補色の配合が大切なんです

Cat. カラーについて

美容師でヘアカラーを経験すると耳にした事があるかもしれない言葉。

【補色】

補色ってなんだか知ってますか??

補色とは?

補色(ほしょく、: complementary color[1])とは、色相環 (color circle) で正反対に位置する関係のの組合せ。相補的な色のことでもある。

 

色相環の対極にある色の事です。

ヘアカラーで補色を使うとどうなるでしょう?

補色どうしを混ぜると彩度が低くなります。

つまり白や灰色、黒など無彩色に近くなるのです。

この補色の使い方がヘアカラーの際に

かなり重要になります!

補色の使い方

では具体的にどんな場面で使うのか?

これはあまりお客様に説明する事ではありませんが、僕達美容師はバックルームで頭を悩ませながらカラーを配合しているのです。

「◯◯さんは毛先が黄色く退色してるから補色としてヴァイオレットを使おうか。」

「◯◯さんは髪が太くて赤くなりやすいからマット系(グリーン)を補色にしよう。」

よく補色として使われる色は

紫(ヴァイオレット)

です。

「すぐに黄色く髪が抜けてきちゃって〜。」

というお客様の悩みをよく耳にします。

髪の毛は黄色く抜けると下品な印象になってしまうので、それを防ぐ手段として補色を使うのです。

こういったカラー剤の配合はプロにしかできません。

市販のカラー剤とは全くの別物になります。

一人一人の髪の状態をしっかりと見極める事が重要です。

髪は部分で色が違います。

根元は地毛が生えてきてます。

毛先はカラーが退色して黄色く明るくなってます。

では根元と毛先に同じカラー剤を使うとどうなるでしょう?

ベースが違うのでもちろん発色も違ってきます。

当然ですよね?

根元には希望色でいいと思いますが、明度の設定は大切です。

髪が細ければ明るくなりやすいのでレベルを下げて、髪が太ければなかなか明るくならないのでレベルを上げます。

毛先はアンダートーンの状態をしっかり見る必要があります。

黄色く抜けていたら補色の紫(ヴァイオレット)をいれます。

明るく抜けてしまってるので明度も希望色から1レベル下げます。

何気なく美容室でしてるカラーにはこんな工夫があるのです。

綺麗なカラーになりたい方は是非お任せ下さい。

必ず素敵に致します!