【ヘアケア情報】髪の痛みについて独自に考えてみる

Cat. 髪のお悩み相談

おはようございます。

高松市、美容室SHAREの正箱です。

髪の痛みが気になってこのブログをご覧になった方も多いと思います。

やっぱり手触りがよくてサラサラ、ツヤツヤな髪に憧れますよね?

髪の痛みの原因、直し方とは?

髪を搔き上げる

あらかじめ最初に言っておきますが、僕は科学者ではないので深い部分の名前なんてそんなに覚えてはおりません。

◯◯硫酸、◯◯メチル◯◯酢酸。

みたいな専門的な言葉とかね。

あくまで10年以上美容師として現場で感じた事。

実際にカラー、パーマ、トリートメント、ストレートパーマをやってみての実体験です。

痛みの原因は?

これは本当に色々とありますがざっくり言うとカラーとパーマ(ストレートも含む)が原因です。

3月の卒業シーズンになると高校を卒業したばかりの女子が目をキラキラさせながらカラーやパーマをやりに美容室に来てくれます。

今まで我慢してたし初めての経験なので楽しみですよね?

髪を変えるだけでぐっと大人っぽくなったり雰囲気が変わります。

でもカラーやパーマをする事でデメリットも出てくるんですよ。

それが痛みです。

髪は死滅細胞なので現時点で再生したり治療したりする事はできません。

地毛のバージン毛の体力が100あるとしましょう。

カラーをする事で髪の体力が10減ります。

パーマで更に20減ります。

残りは70です。

さらに来月カラーとパーマをします。

「カラーは前回より明るくしようかしら?」

「パーマもしっかりかけたいな☆」

カラーで20減ります。

パーマで30減ります。

残りは20です。

ここまでくると手触りはギシギシ、ごわごわ。

とにかく毛先が絡まります。

比較的髪型が自由な女子大生の世代、もしくは白髪が気になってカラーを毎月しながらボリュームが欲しくてパーマも毎月しちゃう還暦付近の意識の高いオバサマに痛みのひどい方が多いように感じます。

髪質によって髪の体力は違いますし、カラーやパーマによる体力の減り方も個人差があります。

毎月しても全然状態が綺麗な人もいれば、半年ぶりにしたカラーで痛みがひどい方もいるでしょう。

万人平等ではないんですね。

じゃあ対策は?

極論をいうとカラーもパーマも何もしないのが一番です。

しかしカラーやパーマをする事のメリットもすごくあるんです。

色を少し変えただけでも雰囲気が変わりますし、毛先がゆるく曲がっただけでもスタイリングがとても簡単になります。

美容師としてカラーやパーマはやはりオススメのメニューですよ。

なので自分の髪の体力を計算しながら、計画的にヘアスタイルを楽しみましょう。

ロングヘアにブリーチして少し奇抜なカラーを頼んだら、思いきってボブにカットしたり。

癖が悩みで頻繁にストレートパーマを繰り返す人は、自分の癖をつかってヘアアレンジをしてみたり(アレンジは癖がある方がやりやすかったりします)。

自分の髪の事を理解してくれる美容師さんに相談できるといいですね。

サロントリートメントは効果があるのか?

髪は死滅細胞なので再生、治療はできません。

すなわち治る事はありません。

しかし、そのまま何も処置しないと見た目も手触りもそのままです。

サロントリートメントはいうなれば応急処置ですね。

スカスカになった髪の内部のコルテックスの代わりに間中物質を入れこみ、はがれたキューティクルの代わりに表面を包帯のように保護します。

そして髪が伸びてカットできるようになるまで上手に付き合うのです。

トリートメント=意味がない事

ではないと思います。

擬似的なものではありますが、なんせ即効性があります。

世の中には同じ職業でもいろんな美容師さんがいますので、あくまで僕の経験からの意見です。

素敵な髪で毎日が過ごせますように☆

さて今週も楽しんで頑張ろう!!